【アメリカで話題沸騰中】インポッシブルバーガー

アメリカで話題の食べ物について紹介します。
その名は…

インポッシブルバーガー

先日、Instagramのストーリーアンケートで「インポッシブルバーガーって知っている?」って聞いたところ
12%の方が知っている
88%の方が知らない

と回答されていました。(ごめんなさい、キャプチャで保存する前に消えてしまいました…涙)
今アメリカで 「インポッシブルバーガー」 が話題なんです!

その正体はいったい何?

2011年に販売開始となった、限りなく本物の肉に似せた代替肉を使ったハンバーガーのこと。代替肉と言わず、植物肉と言ったりもします。
植物肉の原材料は主に大豆。油は動物性ではなく、ココナッツオイルなどの植物性を用い、赤い肉汁を野菜のビーツで表現し、焼き色もハンバーガー同様に焦げ目がつくようにこだわったハンバーガーパティです。
牛肉ほどのパンチ力はないにしろ、その食感や味付けは極めて牛肉のパティに近いもの。

生産している企業は主に「ビヨンド・バーガー」と「インポッシブルバーガー」の主に2社。アメリカ西海岸に本社を構えるライバル同士です。現在はスーパーなどの小売店でも販売しています。

ここから先はインポッシブルバーガーについて説明します。

誕生

アメリカでは健康的な食事を意識する人が増え、ベジタリアンでも食べれるベジバーガーがとても重宝されていました。しかし、ベジバーガーは牛肉の食感や香りまで表現するものではなく、牛肉の味を知ってしまっているベジタリアンからすると物足りないものに感じていたようです。

そこで、スタンフォード大学の生物化学者であったパトリック・O・ブラウンさんが開発したのがインポッシブルバーガー。この画期的な植物肉は、今ではアメリカに限らず、日本を含めたアジア各国にも輸出されています。

植物肉の意義

インポッシブルバーガーは「肉を食べないベジタリアン向けのもの」という理由だけではありません。

肉を生産するためには多くの飼料、土地、水、育てるための多くの時間、労力が必要です。また、牛から放出されるメタンガスは地球温暖化の原因の一つと言われています。
そのような背景から、現在アメリカでは家畜の生産を減らしていこうという論調が増えています。

この植物肉は資源削減環境問題に一役買えると言え、さらに50年後にくるとされる食料不足問題にも対応できる食糧になると期待されています。

なぜ、今ブームなの?

ではなぜ2011年(8年前)に販売開始となったインポッシブルバーガーが、今になってアメリカで再度話題沸騰中なのでしょうか?

今までインポッシブルバーガーを取り入れていたハンバーガー店は小規模なお店ばかりでしたが、2019年4月、全米第二のハンバーガーチェーン、バーガーキングが地域限定で「インポッシブル・ホッパー」の販売を始めました。

大手チェーンの販売開始はアメリカファストフード業界の革命といわれ、肥満大国とも呼ばれるアメリカの食生活に一石を投じるものとなるかもしれません。現在は人気に拍車がかかり、この植物肉工場の生産が追い付かない事態も発生しているようです。

今後

インポッシブルバーガーがアメリカ全土のファーストフード店で販売される日も近ければ、ゆくゆくは日本で、そして世界中のファーストフード店で販売されることもあるかもしれません!
ぜひ話題のインポッシブルバーガー、覚えておいてください。

文/A»