ダラスで一番最初にできた日本料理屋「Mr. Sushi」

今回機会があって初めて訪れた日本料理屋さんをレポート!
知り合いの60代アメリカ人のおばちゃんも「日本料理と言えばMr. Sushiよ。あのお店は老舗なのよ。昔からダラスにいる人はみんな知っているわ」と教えてもらったことがあったので、気になってたんです。

Mr. Sushiの歴史

アメリカ人が名づけそうな店名の日本料理店Mr. Sushiは今から約35年前(1984年)にできたお店。オーナーにお話を伺うと、おそらくダラスで最初の日本料理店ですとのことでした。

今でこそアメリカ全土に日本料理店はありますが、オープン当時はやっとニューヨークにお寿司屋さんができて、アメリカ人がやっと生魚という食文化に触れあい始めた時期だったそうです。そんな中、満を持してダラスにも日本人オーナーがお寿司屋さんMr. Sushiをオープン!
オープン当初はもちろん生魚なんて簡単に受け入れてもらえないので、いわゆるカリフォルニアロール的なものを中心に提供していったそう。

当時こちらに住んでいた日本人にとっては貴重なお刺身、お魚類が食べれるお店ということで、天国のようなお店だったんだろうなぁ~

店内

店内は平成…ではなく昭和で止まっているかのような雰囲気。昔ながらのお寿司屋さんカウンターです。両脇には大きなテーブル席もたくさんあります。

刺身がみえるこの感じ。日本っぽくて懐かしい!アメリカでは久しく見てなかった気がする。

そして、たくさんの日本風の飾り物。この鎧どこから持ってきたんだろう?壁にある絵も詳しくは分かりませんけど、見るからに貴重そうなものばかり…

こちらはドラマでよくみかけるような(?)スナック風の一画もありました。
店内はとっても広かったです!

アンティークが残り、老舗感がビシビシ伝わってきます。お客さん層は地元のアメリカ人も多いように思いました。今回、昼間に利用したのですが、一人で昼間から飲んでいるアメリカ人もいました。そういうのが余計に日本の雰囲気っぽい。笑
会社の接待で利用しても、喜ばれるかもしれないですね。

食べたもの

今回、決められたコースでいただきました。最初は前菜プレート!
唐揚げや串揚げでした。焼きイカはすっごい久しぶりに食べました。おいしいと懐かしいが交互にいっぱい!

そして、サラダのあとはメインのお寿司プレートをいただきました!
手前はかっぱ巻きに見えないですけど、かっぱ巻きです。奥の巻き寿司はアボカド入りのカリフォルニアロールでした。

見事に日本人でもアメリカ人でも食べれるように工夫されているお寿司プレートでした。
アメリカ人が握ったお寿司ってシャリがとっても大きくって「何だこりゃ?」ってなるときがありますが、こちらは日本で食べるような小さめなシャリ。あー懐かしい!お稲荷さんとか私5年以上ぶりに食べた気がするのですが、甘めに煮ていて身体に染みました。
どれもネタは新鮮で大変おいしくいただきました!

最後に抹茶モナカアイス!私、抹茶アイスも食べるの5年以上ぶりです。笑
懐かしいこの感じ!

実は今回はご馳走していただいてるので、お値段は分からずです…ごめんなさい! ご馳走様でした!!
HPに掲載されているメニューをみると、ランチ定食が$15前後、お寿司は$40ぐらいなので、ダラスの日本料理店の中では比較的良心的な気がします。

最後に

店内に入ると迎えてくるこちらの大きな太鼓。叩く面の皮がもうヨレヨレだったので、オーナーに尋ねると、今まで何度も張り替えてきたけれど、もう太鼓のボディにあたる木の部分にヒビが入ってきており、仮に次張り替えてしまうとボディが壊れてしまう可能性があり張り替えできないとのこと。

このエピソードだけで、歴史を感じますね。オーナーがダラスの生きる証人って感じにみえました。
というわけで、(自称)ダラスで一番最初にできた日本料理店でした。ぜひ歴史を感じに行ってみてください!

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