ダラス在住日本人 西勝さんの奥様 乳がん治療のための寄付をお願いします。

以下、西勝様からのメッセージです。

こんにちは西勝健太郎と申します。2004年末サンフランシスコからアーリントンに家族で引っ越してきたのでアメリカ生活は長いです。小さな貿易会社を個人経営しています。

この度は私の妻の病気治療にみなさまの支援をいただきたいと思いファンドレイジングを設立しました。

去る6月14日、私の妻グリスの乳がんがステージ4であり、骨、肺、肝臓に転移していると診断されました。先月よりひどい腰の痛みに悩まされていましたが、全身MRIとCTによってがんの転移であることが分かったのです。彼女は現在メキシコ、トレオンの実家で静養していますが、一刻も早くヒューストンのネリーBコナリーブレストセンターで治療を開始しなければなりません。

今から6年前、遡ること2015年が明けたばかりの頃、妻はアーリントン市の乳がん定期検診によって異常が発見され、検査の結果乳がんステージ2であると診断されました。彼女はまだ41才であり、息子オーシャンはわずか10歳でした。私と妻は話し合い、メキシコシティで政府の支援する最新乳がん治療プログラムを受けるのが一番だと判断しました。メキシコは彼女の母国であり、国立病院のある市内に親友がおり、我々はアメリカのがん保険に入っておらず治療に100万ドル必要と言われていたからです。妻は単身でメキシコシティに移り住みました。友達のサポートもあり、新しくきれいな病院で治療が開始されました。私は仕事の合間を縫って息子を連れて頻繁に会いに行くしかありませんでした。妻はとても辛い抗がん剤と放射線治療を受け、腫瘍が小さくなったところで全摘出手術を受け成功しました。それから今まで我々夫婦の別居生活は続いています。

治療がひと段落して月ごとの検診に変わってから妻は実家のある北部トレオン市に移りました。息子には母親が絶対必要と思い、小学校卒業を機会として中学校をトレオンの私立学校に行かせました。妻のアメリカVISAに時間が掛かるうえ病気がまだ完治したとは言えなかったためです。メキシコシティでの政府の特別プログラムによる治療は素晴らしいものでしたが、2019年の政権交代によって残念ながら廃止されてしまいました。メキシコでの医療は政府主導でない限りとても貧弱なものです。診断から2週間経った今でも必要な書類が届きません。

ご存知のように2020年3月から新型コロナウイルスにより移動が制限され、我々家族は会うことができなくなり、妻のメキシコシティでの検診にも長期間行けなくなっていたところで最悪の事態となってしまいました。妻のアメリカVISAインタビューはいまだ保留中ですが、ヒューストンの病院の紹介があれば医療用のビザを緊急で発行してもらえます。しかしそれには最低20万ドル(US $200,000、2200万円)以上の支払い能力を証明しなければなりません。また治療が開始すれば週に数百ドル掛かります。

もしあなたが少しでも我々家族への募金に協力いただき、またファンドレイジングのシェアをしていただければ,強力なサポートとなり、絶望しとても落ち込んでいる妻グリスに希望を与えることになり、とてもありがたく感謝いたします。あなたへの恩は忘れません。妻の乳がんはステージ4でも、進行の遅いHERネガティブなのできっと良くなると信じています。日本人の私がアメリカではよく知られたファンドレイジングを行うのは初めてですが、超高額医療費で知られたアメリカでも、民間でこのような助け合うシステムがあるのだと、以降必要な人にアドバイスしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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文/A»