ダラスで一番おいしいラーメン屋を見つけてしまったようです「Ichigoh Ramen Lounge」

表題の通りです!
ダラスにもラーメン屋はいくつかあります。どれもまずくはないのだけど、やはり日本の方がおいしいかなぁ~というのが正直なところでした!しかし、今日シェアするIchigoh Ramen(一期ラーメン)は日本のラーメンよりもおいしかった!!お世辞抜きに、本当に。

Ichigoh Ramen

もともとDeep Ellumにあった「Tanoshii Ramen + Bar」。古くからあるお店なので、ダラス在住日本人の方だったらご存じの方も多いはず。そのお店が閉業し、 新しいオーナーのもと、7月初旬にお店が生まれ変わりました。タノシイラーメンはタノシクナカッタのね…なんて友達と言ってました(笑)
新しい屋号はIchigoh Ramenです。なお、まだお店の看板は変わっていないぐらい最近のお話しです。今後お店の看板も変わるそうですよ。

メニュー

英語と日本語表記です。ラーメンはもちろんのこと、前菜や汁なしラーメン(混ぜそば)もあります。ラーメンの値段が最高で$12というところも良心的ですね。だって、ここはダラスの一等地ですよ!!

前菜

今回はお友達と行ったのでみんなで前菜をシェアしました!いやはや、こちらも驚きのクオリティーです!
まずは牛タンたたき$5。そもそもアメリカで牛タン食べれること自体レア!タンに慣れていないアメリカ人のお友達たちも絶賛。良い感じの焼き加減で、 柔らかさもGOOD。

焼き餅$3。たかが、餅でしょ?と思う人も多いと思います。私もそうでした。
しかし、口に入れた瞬間、お餅ってこんなにおいしいの!?って思いました。醤油の香ばしさとパリパリの海苔が最高。なぜかこのお餅は全然歯にくっつかなかった。なんか、秘密があるんだと思います。お皿も可愛い♡

本当は一つずつ解説したいけど、ここはラーメンのことに比重をかけるべきなので、早回しで失礼します。
シシトウ揚げ$6、茄子田楽$5、唐揚げ$7。どれも日本と同じクオリティー!
茄子田楽の田楽ソースには隠し味にブルーベリーが入っています。絶対に合わないとおもったのに…不思議な組み合わせー!
特大サイズの唐揚げの衣にはマヨネーズが入っていないそうですが、とてもジューシーに感じました。

ラーメン

やってきました!メイン!今回私がオーダーしたのがこちら「林檎-フェンネル塩」、お値段$11。メニューの中でも異彩を放っていた「リンゴ」と「フェンネル」の奇妙な掛け合わせ。オーナーによると、お店のオリジナルテイストということで、おそらく他のお店にはないと思うとのことでした。

一言でいうと、すごいあっさり!フェンネルって私も調理したことあるのですが、けっこう独特の苦みがありますが(セロリみたいな)、不思議なことにこのゴールデンスープと合わさるとその苦みが良い感じに引かれていて、苦く感じない。あっさり。林檎とフェンネルは酢漬けしており麵と一緒に食べると、鼻からスッと爽やかな香りが抜けていく感じがあり爽快感。もちろんスープだけ飲んでもとてもおいしい。

麺は細麺でコシのある縮れ麵。あとで分かりましたが札幌の西山製麺を利用しているとのことでした。 私のベジタリアンの友人でおいしいラーメンに出会えていないという人がいるのですが、ぜひこれを勧めたい。
「ちょっと今日は重たいラーメンは食べれない~」というような時でもこれならスルっといけちゃいそう。というわけで、私も完食。朝ごはんでもいけるかな。笑

こちら(↓)は夫が頼んだ鶏白湯$12。オーナーのこだわりの一品です。
白く濁っているけどコーンスープほどドロッとはしていません!チャーシューに見えているのはチキンブレストで、豚肉と一緒に煮込んだ結果、柔らかく、それでいてパサパサしないものになっているそうです。
スープは味に深みがあります。最初に口に入れた瞬間と、最後に口に残る香りがけっこう違うかも。けっこう濃いかと思いきや、食べても食べても口の中は清涼感が残る感じ。鶏ガラスープには鶏の脚も入れているそうです。
また、他にも秘密をこっそり教えてもらいました。それはオーナーの研究に研究を重ねた結果なので、隠しダネは伏せますが(笑)なるほどー!と思いました。気になる方は直接オーナーに尋ねてみてね♪

それからお友達が頼んでいたこちらのラーメン。スープだけ飲ませてもらいましたが、どれも本当においしい!おいしい以外の言葉が出なくてごめんなさい。アメリカ人たちには醤油ラーメンが人気でした。
左:煮干し醤油$12
右:柚子鶏塩$12

オーナー様のおはなし

オーナー様から直接お話しを伺うことができました。あの有名ラーメン店でも働いていた、長くラーメン業に携わっているベテランの方。ラーメンのことはすべてご存じという博士でした。
知識以外をみても、そのお話しの姿勢は、抜かりなく研究に研究を重ねた結果がこの味に結びついているんだなと思いました。一緒に行ったアメリカ人の友人は「ボクあの人に惚れた、めっちゃカッコイイ。侍みたい」と言っていました。笑

興味深かったお話しの一つとして、アメリカのラーメン屋さんの多くは豚骨ベースのラーメンを提供されることが多いと思います。しかし、このお店はあえて豚骨をやめて、鶏に方向転換したそうです。
理由は、おいしい豚骨スープを作るには、日本の火力・ガス台・大鍋などが必要で、アメリカでおいしい豚骨スープをつくるには限界があるということでした。それは妥協ということではなく、アメリカ・ダラスの土地柄にあった最適なラーメンを作れる技をもっているが故の判断ですよね。ラーメンはスープが命っていいますけど、本当に大変なことなんですね。

ラーメン作りのバックグラウンドを知ることで、おいしいものも更においしく感じますね。いやぁ~このラーメンははまりそうです。一緒に行った日本人・アメリカ人のお友達たちも大絶賛!みんな、また行くと言っていました◎

まとめ

まだ出来立てホヤホヤのお店のため、現在お酒類の販売ライセンス申請中。取得後はお酒も飲みながらラーメンを食べるということもできるようです。
どのラーメンもおいしく、一番好きなテイストを選ぶのは大変難しいのですが、個人的にはやはりあっさりが大好きなので林檎-フェンネル塩がおいしかったです。度肝を抜かれたというのもありますが。
ちなみに、明日も違うお友達を連れていきます!笑 これで3回目の訪問。どんだけ好きやねん!!笑

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